福井県立恐竜博物館の恐竜達
恐竜は、進化の初期の段階で、鳥盤類と竜盤類という2つの大きなグループに分かれました。鳥盤類と竜盤類は、骨盤の形で区分され、恥骨が後ろに伸びて座骨と並んでいる(鳥類ににた骨盤である)のが鳥盤類、恥骨が前か下を向いている(トカゲ型の骨盤である)のが竜盤類です。鳥盤類には鳥脚類、装盾類、周飾頭類が含まれ、竜盤類には獣脚類と竜脚形類が含まれます。
竜盤類
獣脚類(鳥類含む)
基本的に二足歩行で、殆どが肉食恐竜でした。1m以下の小型のものから、ティラノサウルスのような13mもある、大型恐竜もいました。テリジノサウルスやオルニトミムスのように植物食のものや、スピノサウルスのように四足歩行が原則で泳ぐ事も出来たものもいました。羽毛を発達させ、翼を持った獣脚類から、鳥類が誕生しました。現在まで生き延びている唯一の恐竜のグループです。なお、この旅行に行った日には特別展示として「獣脚類:鳥に進化した肉食恐竜たち」が行われており、こちらに展示があったもの(ティラノサウルス、アロサウルス含む)は太字で表記させて頂きます。
アーケオプテリクス(始祖鳥
アウストロラプトル
アウロルニス
アオルン
・アクロカントサウルス(頭骨)
アベリサウルス
アラシャサウルス
アロサウルス
アンキオルニス
イー
・エオドロマエウス
エオコンフキウソルニス
エオシノプテリクス
エナンティオルニス類
エピデクシプテリクス
・オルニトミムス
カウディプテリクス(尾羽鳥)
カタイオルニス
ガリミムス
カルノタウルス
キアンゾウサウルス
・ケラトサウルス
ケレンケン
コエロフィシス
・コンコラプトル
コンフキウソルニス(孔子鳥)
ザナバザル
サペオルニス
ジェホロルニス
・シノサウルス
・シノサウロプテリクス(中華竜鳥)
シノベナトル
シノルニトイデス
シノルニトサウルス
シノルニトミムス
シャオティンギア
・シンラプトル
ズオロン
・スコミムス(頭骨)
ステノニコサウルス
・タルボサウルス
鳥類の一種
チレサウルス
チョンミンギア
ティアンユラプトル
・デイノニクス
ティラノサウルス
ディロング
ネオベナトル
ハプロケイルス
バリオニクス
ピアトニツキサウルス
ビセンテナリア
ファルカリウス
ブイトレラプトル
フクイプテリクス
・フクイベナトル
・フクイラプトル
ヘユアンニア
ペラゴルニス
ベルロルニス
ヘレラサウルス
ベロキラプトル
ミクロラプトル
メガラプトル
メガロサウルス
モノニクス
・モノロフォサウルス
ラプトレックス
リニオルニス
リムサウルス
リンヘラプトル
竜脚形類
植物食恐竜のグループですが、原始的なものには雑食恐竜もいました。原始的な竜脚形類のは2足歩行のものもいましたが、進化した竜脚類は巨大な体と長い首を持ち、4足歩行をしていました。ジュラ紀に繁栄し、全長が30~40m以上になる陸上動物では最大クラスの大きさを誇るグループでもあります。エオラプトルは獣脚類エリアに展示されていましたが、原始的な竜脚形類のグループですので、こちらで紹介させて頂きます。
・エオラプトル
・カマラサウルス
・クンミンゴサウルス
・フクイティタン
・ブラキオサウルス
・ベルサウルス
・マメンチサウルス
・ルーフェンゴサウルス
鳥盤類
装盾類
沢山のトゲや骨の鎧等で身を守る植物食恐竜達のグループで、剣竜や鎧竜が含まれます。尾の先に長いトゲや骨のハンマーを持ち、敵を追い払う武器として使っていた種類もいました。基本的には4足歩行でしたが、原始的な種類は2足歩行のものもいました。
・エウオプロケファルス(鎧竜)
・エドモントニア(鎧竜)
・クライトンサウルス(鎧竜)
・ヘスペロサウルス(剣竜)
周飾頭類
頭に長い角やフリルのある角竜や、頭の骨が分厚くトゲ等で飾られている堅頭竜のグループです。角竜は基本的に4足歩行でしたが、原始的なグループには2足歩行のものもいました。堅頭竜はほとんどが2足歩行でした。角竜類のうち原始的なグループには角やフリルが無い種類もありました。
・アーケオケラトプス(角竜)
・アルバータケラトプス(角竜)
・トリケラトプス(頭骨・角竜)
・パキケファロサウルス(堅頭竜)
・プロトケラトプス(角竜)
鳥脚類
トサカや背ビレを持つ種類もありましたが、全体的には目立った特徴は見られません。原始的な種類は主に2足歩行でしたが、ほとんどの種類が2足歩行と4足歩行を使い分ける事が出来ました。植物食恐竜の中では、最も広範囲で栄えたグループです。小型のヒプシロフォドンの仲間から10m以上のハドロサウルス類まで、色々な種類がいます。アギリサウルスは原始的な鳥盤類のグループですが、鳥脚類として紹介します。
・アギリサウルス
・イグアノドン
・エドモントサウルス
・オウラノサウルス
・オロロティタン
・カンプトサウルス
・コシサウルス
・サウロロフス
・シリントーナ
・ヒパクロサウルス
・ヒプシロフォドン
・フクイサウルス
・プロサウロロフス
・プロバクトロサウルス
・マイアサウラ(幼体)
・マンテリサウルス
・ムッタブラサウルス
恐竜以外の生き物
福井県立恐竜博物館に展示されている、恐竜以外の爬虫類や古代生物達です。撮影したもののうち、名前が明確になっている生き物を紹介します。
翼竜
空を飛ぶ爬虫類のグループです。コウモリは2~5番目の指が長く伸びて翼の膜を支えていますが、翼竜は4番目の指のみが長く伸び、翼を支えていました。三畳紀に現れ、白亜紀の終わりと共に絶滅しましたが、鳥類の登場と共に数を減らし、白亜紀の終わりにはプテラノドンやケツァルコアトルス等が生き残るだけになりました。
・ズンガリプテルス
・タペヤラ
・トロペオグナトゥス
・プテラノドン
・プテロダクティルス
・ランフォリンクス
海竜
恐竜時代の海には、沢山の海棲爬虫類、いわゆる「海竜」の仲間が三畳紀から白亜紀まで暮らしていました。三畳紀頃には、カメの仲間もすでに現れていました。足は鰭と化し、海中を泳ぐ事に適しています。中でもモササウルスや首長竜のプリオサウルス類は生態系の頂点に君臨する生き物で、恐竜すらも襲って食べる事があったようです。
・アーケロン(カメ類)
・不明(エラスモサウルス科の首長竜。但し種類が特定されていない)
・ステノプテリギウス(魚竜)
・ノトサウルス(鰭竜類)
・プラテカルパス(モササウルス類)
・ポリコテルス科の一種(首長竜類)
その他の爬虫類
恐竜が現れるよりずっと前の古生代にも、爬虫類は暮らしていました。ディメトロドンは単弓類で、哺乳類に近いグループではありますが、「哺乳類型爬虫類」と呼ばれる事もある為、ここで紹介します。
・エステメノスクス
・カスマトサウルス
・シノカンネメイエリア
・シャンシスクス
・ディメトロドン
・パラカンネメイエリア
・プロキノスクス
・マラスクス(ラゴスクス)
・ユーパルケリア
・ロトサウルス
両生類
大昔に生きていた両生類のグループです。詳しくはこちらをクリックしてください。
魚類
大昔に生きていた魚類のグループです。デボン紀には板皮類と呼ばれる、硬い鎧のような板で覆われたような頭の魚類が栄えました。サメもまた、古生代にはすでに暮らしていました。
・クラドセラケ
・シファクティヌス
・ダンクルオステウス
・ドレパナスピス
・ヘリコプリオン
・ユーステノプテロン
無脊椎動物
節足動物等、背骨を持たない動物のグループです。カンブリア紀には、それまで肉眼で確認出来なかった生物が大型化し、肉眼で見えるサイズの生物が多く現れました。また、奇妙な姿をした生物が数多く出現し、「カンブリア大爆発」と呼ばれる生物界の革命となりました。
・アノマロカリス
・三葉虫(ファコプス、アカドパラドキシデス)
・プテリゴトゥス
・ユーリプテルス
戻る