タルボサウルス

アジア最大の肉食恐竜で、ティラノサウルスによく似ていますが、体つきはそれよりやや細めです。体重は5t程で、目の上に小さな突起が生えていました。ティラノサウルスのように大きな頭をしていましたが、両目は前方を向いていなかったかもしれません。ティラノサウルスと同種であるという説も出ていますが、頭骨はティラノサウルスよりも幅が狭く、前足はもっと短くなっています。長い尾は頭部と胴部のカウンターウェイト(※)として機能していました。同じ時代の同じ場所にデイノケイルス(獣脚類・オルニトミモサウルス類)やサウロロフス(鳥脚類・ハドロサウルス類)、ネメグトサウルス(竜脚類・ティタノサウルス類)も暮らしており、タルボサウルスは60本もの歯でこれらの恐竜を獲物として食べていました。

分類:竜盤目獣脚亜目ティラノサウルス科
名前の意味:警告するトカゲ
生息年代:白亜紀後期
産地:モンゴル、中国

※釣り合いを取る為の重り。エレベーターやクレーン、油圧ショベルのような、各種機械装置に使用される。
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