←右の写真は頭骨。
ハプロケイルスはアルバレッツサウルス上科の恐竜です。アルバレッツサウルス上科の恐竜の多くは前足が極めて短く、3本あるうちの2本がかなり短くなっている為1本指に見える種類が多いのですが、ハプロケイルスはまだそこまで特殊化はしておらず、他の獣脚類恐竜と同様に3本の指がまだ目立っていた事から「単純な手」を意味する名前がつけられました。全長は2m程度ですが、このグループでは知られている限り最大級の大きさになります。また、既知のアルバレッツサウルス上科のなかでは最も原始的です。一般的な獣脚類よりも歯が沢山生えています。この歯は、列の前の方が大きくて薄く、後ろの方が小さくて太くなっています。前足は短かったものの、他のアルバレッツサウルス上科に比べると長い方でした。トカゲや小型の哺乳類を食べていたようです。
分類:竜盤目獣脚亜目コエルロサウルス類アルバレッツサウルス上科
名前の意味:単純な手
生息年代:ジュラ紀後期
産地:中国