全身骨格
←動くネオベナトルのロボット
ヨーロッパで初めて発見されたアロサウルスの仲間で、イギリスの主要な恐竜化石の産地・ワイト島で発見されました。全身の70%程度の化石が見つかっており、フクイラプトルを含むネオベナトル科全体の進化史を探る上で、最も重要な恐竜の一つです。進化的なネオベナトル科の頭骨では目よりも先の部分が細長い形状になりますが、ネオベナトルでは比較的高さがあり、アロサウルス等に似た原始的な特徴を保っています。大きさは4.7mから7.5m位とされていますが、その一方で体長10m以上であった事を示す化石も発見されているものの、非常に断片的です。同時代の同じ場所にはバリオニクスやイグアノドン、ポラカントゥスも暮らしていました。ネオベナトルの歯形が残ったイグアノドンの化石も発見されており、当時の生態系における頂点捕食者の一角であった事が伺えます。
分類:竜盤目獣脚亜目ネオベナトル科
名前の意味:新しいハンター
生息年代:白亜紀前期
産地:イギリス