全長3m程度という小型の獣脚類ですが、肉食性らしい鋭い歯とカギ爪を持っています。種小名の「アルゼンチナ」は国名のアルゼンチンに由来しており、国の独立の契機となった五月革命からの200周年(Bicentenary)に因んで命名されました。生息年代は比較的新しい時代でしたが、系統的にはティラノサウルス類よりも原始的なグループに位置していたと考えられます。化石は少なくとも3体以上が混在した状態で発見されており、群れで生活していた可能性がうかがえます。
分類:竜盤目獣脚亜目テタヌラ下目コエルロサウルス類
名前の意味:1810年の五月革命から200周年に因む
生息年代:白亜紀後期
産地:アルゼンチン