シノサウロプテリクス(中華竜鳥)
←一番右が生体復元模型。
←左の標本を拡大してみたところ。よく見ると、細かい筋があちこちにありますね。これが羽毛です。
羽毛を持つ恐竜(鳥類を除く)で、世界で初めて発見された小型の獣脚類です。羽毛とはいえダウンのような綿毛か、或いは更に祖先的な、鳥の雛に見られるような皮膚表面のケラチン質が伸長したチューブ状の構造物だったとされています。ノコギリ状の歯を持ち、昆虫や小動物を捕まえて食べていたようです。羽毛からはメラニン色素が確認されており、尾の部分が明るい色と暗い色の2色の帯状になっていたのではないかと考えられています。これまでに発見された獣脚類のなかで、全長に対する尾の長さが最も長くなります。

分類:竜盤目獣脚亜目コンプソグナトゥス科
名前の意味:中華竜鳥
生息年代:白亜紀前期
産地:中国
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