アンキオルニス

全長40cm程の小型恐竜ですが、近鳥類とする説もあります。前肢だけでなく後ろ肢にも羽軸のある羽毛が生えていて、翼は計4枚ありました。近年、数々の素晴らしい保存状態の化石に基づいて、羽毛の色や、羽毛以外の軟組織についても研究が進んでいます。頭には羽毛があり、トサカになっていました。メラニン色素を含む細胞器官「メラノソーム」の分布について研究が行われた結果、アンキオルニスの体は主に暗灰色で、トサカは赤褐色、翼は主に白で暗灰色若しくは黒色の縞模様があったと分かりました。それまでにも、シノサウロプテリクスでも尾の色が研究されてきましたが、アンキオルニスは、全身の色が判明した初の恐竜です。

分類:近鳥類鳥翼類アンキオルニス科
名前の意味:殆ど鳥
生息年代:ジュラ紀後期
産地:中国
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