コンコラプトル

コンコラプトルはオビラプトルの仲間の獣脚類ですが、10cm程の小さな頭部には、オビラプトルのようなトサカはありませんでした。硬い植物でも砕けるような、強力な嘴を持っています。この嘴で貝を食べていたとされた為この名前が付けられましたが、現在では植物食だったのではとされています。多くの動物ではトサカが性的成熟に達すると現れる事から、コンコラプトルはオビラプトルの幼体と考えられてきましたが、複数の骨格を調べたところ、新しい属の特徴がある事が分かりました。特に手の特徴は、オビラプトルから分離する主な決め手になりました。解剖学的にこの手はヘユアンニア(アヤンチインゲニア)のものとオビラプトルのものの中間のようであり、明らかに既知の種のものでは無い事が分かりました。

分類:竜盤目獣脚亜目オビラプトル科
名前の意味:貝(ムール貝)泥棒
生息年代:白亜紀後期
産地:モンゴル
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