白亜紀前期のニジェールに暮らしていたスピノサウルスの仲間で、主に魚を食べていたと考えられています。同じ仲間のバリオニクスを大きくしたような姿をしていましたが、顔はそれより長く、約100本から130本もの歯が生えていました。背中に帆はあるものの、スピノサウルス程高くはなかったと思われます。全長9~11m、体重2.5~5.2tとされていますが、ホロタイプ標本は完全に成長しきっていなかった可能性があります。円錐形の歯は尖ってはいましたがあまり鋭利なものではなく、僅かに後方へと曲がっていました。
分類:竜盤目獣脚亜目スピノサウルス科
名前の意味:ワニもどき
生息年代:白亜紀前期
産地:ニジェール