白亜紀前期に生きていた鳥類としては、最も大きくなる種類です。特に前肢は長く発達しており、飛翔する為の大きな翼を持っていたようです。最近の研究では、後ろ肢にも大きな翼があり、これを滑空の手助けにしていた事が分かりました。その一方で骨化した胸骨は見当たらず、前肢の指骨の癒合が不完全である等、飛翔の為の適応の途中段階に位置しているといえます。前上顎骨には歯が数本生えており、胃石が発見された事から、サペオルニスは植物食だったと考えられています。

分類：鳥翼類鳥類尾端骨類
生息年代：白亜紀前期
産地：中国（遼寧省）