アクロカントサウルス

ティラノサウルス類が現れる前の時代・白亜紀前期から中期頃の北アメリカに君臨した肉食恐竜で、当時としては最大の獣脚類でした。後の時代の南アメリカに生息していたギガノトサウルスに比べると少し小さめでしたが、首から尾にかけて背骨が上に長く伸び、その突起の筋肉が発達していました。顎には内側に曲がった、周りにギザギザのある歯が並んでいます。頭は体に比べると小さ目で、幅が狭くなっていたのも特徴です。前腕部、特に上腕骨は湾曲と張り出しが強く、ここに太い筋肉が付いていたと考えられています。前足の動きについても研究されており、その結果、上腕は肩より上には上げられず、肘関節は直角に曲げる事も真っ直ぐ伸ばす事も出来ず、また、人間のように手首を回す動きも出来なかったと判明しました。その為、狩りの際には、獲物は手ででは無く、まず口で捕らえていたとされています。竜脚類を追跡したと見られる足跡化石も見つかっています。

分類:竜盤目獣脚亜目カルカロドントサウルス科
名前の意味:高い棘突起を持つトカゲ
生息年代:白亜紀前期~白亜紀中期
産地:アメリカ
最初に戻る メインメニュー に戻る