ケレンケン

恐竜が絶滅した後の時代・新生代の新第三紀中新世に君臨した飛べない鳥で、恐鳥とも呼ばれます。現在までに知られている限りでは、最大級のフォルスラコス類で、頭部の長さだけでも71cmあり、体重は200kg近くあったと推定されています。長い足の骨も発見されており、ケレンケンが他のフォルスラコス類を上回る速度で走っていたと研究者は結論付けました。頭骨の大きさと顎の筋肉から、本種が強力な咬合力の持ち主だった事も分かりました。嘴は長く高さの無いものでしたが、その嘴を使い、ウサギ等の小動物を襲っていたとされています。また、その一方で、ケレンケンはスカベンジャーで、巨体で他の捕食者を追い払い、獲物を横取りしていた可能性も出ています。

分類:鳥類新鳥類新口蓋類ノガンモドキ目フォルスラコス科
名前の意味:ケレンケン(テウェルチェ族の神話の悪魔)
生息年代:新生代新第三紀中新世
産地:アルゼンチン
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