南半球で発見された、最大級のドロマエオサウルスの仲間です。北アメリカには大きさ7mもあるユタラプトル、モンゴルには大きさ6mのアキロバーターがいましたが、ドロマエオサウルス科の進化史をたどると、これら3種の共通祖先で大型化が起こった訳ではなく、それぞれのグループで独自に巨大化した事が伺えます。平たく長い頭部には、小さな円錐形の歯が沢山並んでいました。恐らくこの恐竜は、スピノサウルス類と同様に、魚を主食としていたようです。前足は、一般的なドロマエオサウルス類に比べると特に短くなっていました。ブイトレラプトル同様に後ろ足が長く、走行に適した能力が発達していた可能性があります。
分類:竜盤目獣脚亜目ドロマエオサウルス科
名前の意味:南の泥棒
生息年代:白亜紀後期
産地:アルゼンチン