チレサウルス

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チレサウルスの最初の化石は、チリで当時7歳の少年によって発見されました。最も原始的なテタヌラ類の一種で、これまでに5体以上もの化石が見つかっていて、全長は1.2~3.2m程度と推測されています。先端の平らな歯等の特徴から、当時としては珍しかった植物食の獣脚類だとされていますが、その一方で他にも獣脚類以外の恐竜と共通する特徴がいくつか見られる事から、獣脚類ではない別のグループだとする研究者もいます。より原始的な獣脚類に比べて手首を大きく曲げられるように進化しており、前足は鳥の翼のように折り畳む事が出来ました。爪先は幅広く体重を支えるのに役立ったとされていて、強靭な前足で捕食者から身を守っていたようです。

分類:竜盤目獣脚亜目テタヌラ下目
名前の意味:チリのトカゲ
生息年代:ジュラ紀後期
産地:チリ
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