小さな頭に長い首、長い後ろ足を持っており、最も足の速い恐竜だったと考えられる恐竜です。歯の無い嘴があり、植物食だったと思われます。カナダ・アルバータ州の7500万年前の地層から発見された3体の化石から、羽毛が生えていた事が分かりました。成体の化石の前足からは、翼の羽がついていた跡が発見されましたが、幼体の化石は体温を保つ為の羽毛だけで、翼の跡はありませんでした。この為、翼は成長するに従って形成されていったと考えられています。オルニトミムスの翼は、空を飛ぶ為のものでは無く、オスがメスを誘ったり、卵を温めたりするのに使われていたようです。
分類:竜盤目獣脚亜目オルニトミムス科
名前の意味:鳥に似たもの
生息年代:白亜紀後期
産地:カナダ、アメリカ