小型のトロオドン科恐竜で、眠っている姿勢のまま化石になりました。現生鳥類と同じように、前肢、後ろ肢を折り畳み、首を大きく曲げて頭を左の翼の上に乗せて休んでいたようです。現生鳥類には、この恐竜のような長い尾はありませんでしたが、これも大きく曲げて丸めた体の外に飛び出ないようにしていたようです。本来中足骨は3本ですが、この恐竜では2本しか見えません。これは、真ん中の中足骨が挟まれて見えなくなっている「アークトメタターサル」という形状へと進化している為です。発見された当時はトロオドン科の中で最も全身の骨格が揃っていたので、トロオドン類の詳しい研究に役立ちました。眠っている状態の化石が発見されたトロオドン類としては、他にもメイが知られており、こちらもシノルニトイデス同様中国で発見されています。
分類:竜盤目獣脚亜目トロオドン科
名前の意味:中国の鳥の形
生息年代:白亜紀前期
産地:中国