アジアで見つかったトロオドン類の中では、最も大きくなる種類で、全長は3m程と見積もられています。頭部が綺麗に保存された状態の化石が見つかっており、後頭部は丸みを帯びて鳥によく似た形になっており、比較的小さな歯が隙間なく、沢山生え揃っている様子が確認出来ます。発見当初は「サウロルニトイデス(鳥のようなトカゲ)」という別の恐竜の一種だと思われていたのですが、頭骨がサウロルニトイデスの1.5倍ある事、歯の本数も多い事等から、2009年にこの名前が付けられました。ザナバザールと表記する事もあります。
分類:竜盤目獣脚亜目トロオドン科
名前の意味:ザナバザル(チベット仏教の化身ラマの名跡の初代・ジェプツンタンパ1世の法名)
生息年代:白亜紀後期
産地:モンゴル