全長約1.5mと比較的小型の獣脚類ですが、全体的にがっしりとした骨格をしています。手の第Ⅰ指は特に大きく、強くカーブした末節骨はカギ爪の発達を物語っています。他の指は第Ⅰ指とは対照的に小さく、カーブの緩い末節骨を持ちます。この骨格化石はかつて「インゲニア」という属に分類されていましたが、その属名は既に線形動物(線虫)で使われていた為、「アヤンチインゲニア」と改名されました。しかし、2018年の研究でアヤンチインゲニアはいくつかの論理的問題があるとされ無効になり、現在では「ヘユアンニア・ヤンシニ」という種名に変更されています。
分類:竜盤目獣脚亜目ペンナラプトル類オビラプトロサウルス類オビラプトル科
生息年代:白亜紀後期
産地:モンゴル