島根県のローカル線・木次線を走っていたトロッコ列車です。首が8つもある巨大なヘビの怪物「八岐大蛇」の伝説が伝わる地を走る事から命名されました。木次線には進行方向を180°変えながらジグザグに走るスイッチバックがあり、奥出雲おろち号はそこをぐんぐん登っていきます。トンネルに入ると八岐大蛇のイルミネーションが映し出されます。なお、2023年に運転を終了しており、現在は走っていません。ディーゼル機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っていた区間:木次~備後落合
ヒミツ情報:車内や長時間停車の駅では、駅弁や出雲そばの販売も行なわれていた。
モクモクと黒い煙を吐いて走るSLは、最近では観光用に時々走っています。シーズン中に運転されるものが多いですが、大井川鐡道等、一部の路線はほぼ定期的に運転しています。なお、蒸気機関車は「機関車」エリアでも紹介していますので、そちらも合わせてご覧下さい。
真岡鉄道の下館と茂木を結ぶSLで、1994年のSL列車運転開始よりC12形の66号機が、1998年よりC11形の325号機が走り始めています。真岡鉄道のC11形は、只見線「SL会津只見号」、陸羽東線「SLつばさ10周年号(この時は山形新幹線の「つばさ」と暫くの間並んで走った)」「SL湯けむり号」、石巻線「SLホエール号」、磐越東線「SLあぶくま号」、左沢線「SLさくらんぼ号」等の臨時列車で、JRの路線に出張運転もしていました。現在C11形は、東武鉄道の下今市~鬼怒川温泉間を走る「SL大樹」として、2020年から走り始めています。真岡鉄道では季節を問わずほぼ1年中SLが運転されています。機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。駅と線路はWebページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品です。
列車名:SLもおか
走っている区間:下館~茂木
ヒミツ情報:真岡鉄道真岡駅は蒸気機関車の形。
C12形牽引。C12形は線路の造りが弱いローカル線向けに製造された機関車で、重さもC11に比べて軽くなっています。
C11形牽引。除煙板は糊代が無いので、糊代をあらかじめ作っておき、シャーシに糊付けしましょう。除煙板を糊付けしてからシャーシを組み立てます。
重連運転(C12先頭)。ここにもう一つ列車が写っているんですが、分かりますか?(答えはこのページの下)
重連運転(C11先頭)
「SLやまぐち号」は、山口線の新山口駅から津和野駅までを、およそ2時間かけて走っているSLです。主に土曜、日曜、祝日に運転されています。写真の機関車はC57形1号機で、1979年に復活運転を開始しました。客車はレトロ調で、展望車、欧風、昭和風、大正風、明治風と、車両ごとに意匠の異なるインテリアになっています。C56形160号機と共に、北陸本線の米原~木ノ本間の「SL北びわこ号」にも使われていましたが、C56形は老朽化に伴い、京都鉄道博物館で体験乗車用に使われています。2017年からは、「デゴイチ」ことD51形も走り始めていて、このC57 1とD51 200が現在「SLやまぐち号」「SL北びわこ号」の牽引に当たっています。(なお、「SL北びわこ号」は2019年に事実上の運転終了となっている)かなり難易度が高く、特に煙突が難しいと思います。何度も作って、綺麗な形に仕上げましょう。この写真、もう一つ列車が写っているんですが、分かりますか?(答えはこのページの下)Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:SLやまぐち号
走っている区間:新山口~津和野
ヒミツ情報:C57 1は、僕も電気機関車に連結されて南草津駅を通過していくのを見かけた事がある。「SL北びわこ号」での運転日で、米原まで回送されているのだろう。
8620形は、大正時代に製造された古い蒸気機関車で、「ハチロク」という愛称で親しまれました。「SLあそBOY」は、九州の豊肥本線という路線、熊本駅から宮地駅までを、1日1往復していました。客車は50系で、アメリカ西部開拓時代をイメージした「ウェスタン風客車」です。豊肥本線辺りには、大きな大きな火山、「阿蘇山」があり、「SLあそBOY」は、その麓を駆け抜けていました。阿蘇山は世界でも有名な活火山。活火山は今でも活動している火山の事で、時々煙をモクモク噴き上げる事も。何だかSLみたいですね。反対に、今は活動を休止している火山は、「休火山」というんですよ。「SLあそBOY」は、2005年まで走っていました。機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:SLあそBOY
走っていた区間:熊本~宮地
ヒミツ情報:立野~赤水間にはスイッチバックがあり、その区間は推進運転につき後進させていた。
「走るホテル」こと寝台列車。主に出発地を夕方~夜に出発し、車内で一泊し、次の日の朝~お昼に目的地に到着します。最近では新幹線や飛行機、高速バスの増加や料金が高い事、設備の老朽化を受けて数を次々に減らしていますが、「サンライズエクスプレス」のような新型タイプの車両や、クルーズトレインとして走っている寝台列車もあります。
上野と北海道の札幌を結ぶ豪華寝台特急。この後登場する「北斗星」をよりグレードアップしたもので、最大の特徴は全車(食堂車、寝台車、ラウンジカー)が2階建て(ダブルデッカー)構造で、全ての寝台が2人用A寝台個室によって構成されている事です。上野発は2016年3月19日、札幌発は翌20日を最後に、定期運用を終了しています。2016年度以降からは、団体専用列車で運用されています。機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:カシオペア
走っている区間:上野~札幌(寝台特急としてのデータ)
EF81形電気機関車牽引
EF510形電気機関車牽引
DD51形ディーゼル機関車牽引。客車の先頭に使ったのは、必要に応じ連結される、客車に電気を供給する為の電源車です。
今はもう走っていませんが、大阪と札幌を結んでいました。「トワイライト」とは夕暮れの意味。引退するまでは日本で一番長い距離を走る列車で、大阪を正午頃に出発、青函トンネルを翌朝未明に抜け、機関車を電気機関車からディーゼル機関車に付け替えて札幌に到着する仕組みです。とても豪華な列車だったもので、乗ってみたかった気持ちはあります。パンタグラフは難しく、強度が無いと思うので、接着しておいた方がいいでしょう。この写真、機関車の向きが前後逆だったようで、極力作り直したいです・・・・・・。ちなみにこの写真、もう1つ列車が写っているんですが、分かりますか?機関車、客車共にWebページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:トワイライトエクスプレス
走っていた区間:大阪~札幌
東京から下関や九州まで走っていた「ブルートレイン」と呼ばれる寝台特急です。2005年に引退しました。少し難しいですが、割と作りやすいでしょう。Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:あさかぜ
走っていた区間:東京~下関等
寝台特急の代表選手とも言えるブルートレイン「北斗星」。上野と札幌を結んでいました。青函トンネルまでは電気機関車が客車を引っ張っていますが、北海道で機関車はディーゼル機関車に切り替わります。豪華な車内が特徴的なので、観光に使われる事が多かったようです。どちらかと言えば簡単に出来るかもしれません。機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:北斗星
走っていた区間:上野~札幌
EF510形電気機関車牽引
EF81形電気機関車牽引
DD51形ディーゼル機関車牽引
国鉄が開発した寝台電車で、昼間は座席車にも使われました。交流電化区間、直流電化区間の双方において走行可能で、東北方面でも使われました。本来特急用ですが、1985年から、夜行急行「きたぐに」に使用されるようになり、「きたぐに」の廃止に伴い引退しました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
一部の「北斗星」に組み込まれて運転されていた豪華列車。次世代寝台列車として開発され、設計思想は後の「カシオペア」に引き継がれました。写真では「北斗星トマムスキー」をイメージしてDD51形ディーゼル機関車を連結、雪景色のジオラマを使いました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:北斗星(夢空間)
走っていた区間:上野~札幌(北斗星トマムスキーは横浜、品川、新宿~トマム)
ヒミツ情報:ラウンジカーとダイニングカーは現在もららぽーと新三郷で保存されており、ラウンジカーは休憩スペースとして使用可能。デラックススリーパーは東京都江東区のレストラン「アタゴール」でレストランルームとして使用されている。
大阪から青森まで、名前の通り日本海側を通って結んでいた寝台特急です。敦賀や福井、秋田にも停車し、近畿と東北をつなぐ役割をしていました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:日本海
走っていた区間:大阪~青森
ヒミツ情報:僕のパパにとっても思い出のある寝台特急だったという。
日本に現在残っているただ一つの定期夜行列車で、昼間の電車のスピードアップや、高速バス等の発達にも負けない、電車タイプの寝台特急です。車内は住宅メーカーと共同でデザインし、木質系の素材を使用する等、暖かみのある空間が演出されています。個室タイプは、A寝台は1人用「シングルデラックス」、B寝台はツインベッドを備えた2人用「サンライズツイン」、補助ベッドの使用で2人利用も可能な1人用「シングルツイン」、スタンダードでゆったりとした1人用「シングル」、コンパクトな1人用「ソロ」の構成。また、横になって利用出来る「ノビノビ座席」もあり、指定席特急料金だけで利用出来るのも魅力的です。シャワー室2室とラウンジもあり、主に東京と出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」、東京と高松を結ぶ「サンライズ瀬戸」に使われています。Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:サンライズ出雲・瀬戸
走っている区間:東京~出雲市、高松
ヒミツ情報:2013年から客室のリニューアルが行われ、集電装置の2基搭載化も実施された。
<写真に写っている他の列車の答え>
(SLもおか重連・C12先頭)ロマンスカー・RSE→「私鉄特急」参照
(SLやまぐち号機関車)500系「リバティ」
(トワイライトエクスプレス)キハ261系1000番代更新車→「JR特急」参照