しなの鉄道のしなの鉄道線とJR信越本線を経由して、軽井沢と長野を結ぶ観光列車です。車両は専用の115系で、長野県産の木材を中心としたインテリアに改造されています。列車名は沿線ゆかりの武将・真田幸村の家紋「六文銭」が由来で、車体色も真田家部隊の「赤備え」をイメージしています。これも「旅するレストラン 52席の至福」と同じく食堂列車で、乗車すれば長野県の絶景を眺めながら信州の山の幸を使ったグルメが堪能出来ます。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っている区間:軽井沢~長野
ヒミツ情報:ボックス席には障子があり、まるで個室のような空間で旅が出来るぞ。
1994年に営業運転を開始したジョイフルトレインです。485系を改造したお座敷電車で、1号車から順に「いこい」「ろばた」「はなやぎ」「にぎわい」「ほほえみ」「へいあん」という風に、「いろは・・・・・・」を頭文字とした愛称が付けられているのも特徴です。主に団体専用列車で使われていますが、東海道本線や中央本線を走る臨時列車でも運転されていて、一般の乗車も可能なんだそうです。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
「リゾートやまどり」は、2011年に行われた「群馬ディスティネーションキャンペーン」の開催に合わせてデビューしました。高崎支社で運用されていた4両編成のお座敷電車「やまなみ」「せせらぎ」を転用しており、「せせらぎ」の4両編成に「やまなみ」の中間車ユニット2両を組み合わせて6両編成となりました。改造によりお座敷だった車両は、グリーン車並みの1人掛け×2人掛けの座席配列に変更、形式をグリーン車から普通車に変えています。驚くべきはシートピッチで、2号車の座席間隔は新幹線の「グランクラス」より広い1550mmとなっています。また、他の車両も1200mmとゆったりした構造になっています。団体専用列車の他、車両愛称の「リゾートやまどり」や「やまどり」を冠した臨時列車でも運用されており、快速「たんばらラベンダー号」等でも使用されています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:「成田エクスプレス」で使われていた253系の座席も使われている。
1992年に登場した、JR北海道のジョイフルトレインです。車両には様々な色が使われており、とってもカラフル。ハイデッカータイプで、大きな連続窓には雄大な景色が広がります。座席はリクライニングシートで2階建て車両もあり、1階にはビュッフェ・ラウンジ(売店スペース)があったそうです。「フラノラベンダーエクスプレス」「流氷特急オホーツクの風」といった臨時特急に使われてきましたが、2023年に運用を終了してしまいました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:青函トンネル通過対策が実施されており、北海道新幹線開業前には電気機関車に連結されて本州へとやって来た事もあった。
新潟県を走る第三セクター、えちごトキめき鉄道の観光列車で、鉄道車両では最大級の大型窓を採用しています。名前の由来は、白居易(中唐の詩人)の漢詩で使われた、「雪・月・花」という自然の美しい景物、日本では転じて「四季折々の良い眺め」「四季を楽しむ」といった含みを持つようになった語「雪月花」から来ています。主に土曜日や休日を中心に、上越妙高~糸魚川間を1日1往復しています。2018年3月17日以降のダイヤでは、往路は上越妙高を出発して、途中二本木でスイッチバックを体験してから妙高高原へ折り返し、二本木、上越妙高を通過。直江津で進行方向を変え、糸魚川へ向かいます。復路は糸魚川を発車、途中頸城トンネルに設置された筒石駅に停車し直江津に向かい、上越妙高を通過して二本木でスイッチバックを体験した後、妙高高原を経由して、そのまま二本木を通過して上越妙高に向かいます。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:2016年度グッドデザイン賞、鉄道友の会ローレル賞等、国内外で多数の賞を受賞している。
2015年に、高岡を起点とする氷見線と城端線にデビューした観光列車です。愛称は、フランス語で「美しい山と海」を表現する「Belles montagnes et mer(ベル・モンターニュ・エ・メール)で、親しみやすいように「べるもんた」と呼ばれます。主に土日に走っていて、土曜日に新高岡~高岡~氷見を2往復、日曜日は新高岡~高岡~城端を2往復しています。事前(乗車3日前)の予約で、食事の提供を受ける事が出来ます。食事は、富山湾の新鮮な海の幸を使った鮨5貫と氷見はと麦茶をセットにした「ぷち富山湾鮨セット」と、沿線4市のおつまみ(4種類)と沿線の地酒1杯がセットの「ほろ酔いセット」の2種類で、沿線の地酒3種を試せる「飲み比べセット」(予約不要、数量限定)も販売されます。この他、高岡ラムネ、ほたるいか素干し、ゆずみそ、白えび紀行(柿山)といった、氷見線や城端線沿線の特産品も販売されます。Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)
走っている区間:新高岡~高岡~氷見、高岡~城端
ジョイフルトレインの元祖的な存在の客車風ジョイフルトレインで、まるでヨーロッパのオリエント急行のようなゴージャスなデザインが特徴的。全車グリーン車で両端の車両は展望車となっています。この写真には、もう一つ別の列車が写っているんですが、分かりますか?Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:C57 1とC56 160(現在は京都鉄道博物館で体験乗車用に運転)の重連運転と共に、「SLやまぐちDX号」として走った事もある。
1985年から2011年まで運転されていた客車風ジョイフルトレインです。車内は欧風デザインの、豪華なジョイフルトレインでした。この写真には、もう一つ別の列車が写っているんですが、分かりますか?答えはこのページの下をチェックしてみてください。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:C57 1とC56 160(現在は京都鉄道博物館で体験乗車用に運転)の重連運転と共に、「SLやまぐちゆうゆう号」としても走った。
日本と西洋を引き合わせた地・山口県を走る観光列車です。様々な「はなし」が息づいていて、和と洋の座席、車体の美しいグラデーションが特徴で、山口県の絶景や美食を満喫出来ます。形の整え方が難しいかもしれません。Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。
列車名:〇〇のはなし
広島~尾道間を、山陽本線、呉線経由で結んでいます。元々は「瀬戸内マリンビュー」という、全く別のジョイフルトレインで走っていた車両でしたが、「etSETOra」はそれを改造して誕生しました。列車名は、ラテン語で「その他、色々」を意味する「エトセトラ」に広島の言葉で「沢山の」を意味する「えっと」、そして「瀬戸内の魅力を感じられる列車」である事から名付けられました。主に運転は金・土・日・月曜日。販売カウンターが設置されており、下り列車限定で沿線の品々やグッズの販売が行われます。また、インターネットによる事前予約でスイーツやコーヒーのサービスを受ける事が出来ます(メニューは上りと下りで異なります)。下りでは1号車にあるバーで瀬戸内のカクテルや東広島の日本酒といった酒類が提供される他、車内販売が実施されており、フルーツ等の販売が行われています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:etSETOra
走っている区間:広島~尾道
2015年に、久大本線大分~日田間で運転を開始した観光列車です。厳選した九州の食材を使用する至高のスイーツコースが提供され、クルージングトレイン「ななつ星in九州」にも負けない質の高い車内空間としています。「JRKYUSHU SWEET TRAIN」が冠され、「或る=ARU」は、「素晴らしい」という意味の「Amazing」、「豪華な」という意味の「Royal」、「世界中の/皆様」という意味の「Universal」をキーワードにしています。1号車の内装はクラシックな形。素材には明るく優しいメープル材を利用してロマンチックな色でまとめています。客席はテーブル席で、2名利用5組、4名利用3組が並ぶ構造になっています。2号車は、客席を落ち着いた色とウォールナットの組子に囲まれたコンパートメント。2名利用の個室8室で構成されています。1号車にはカウンターと厨房、2号車は多目的便所と様式便所等を備えています。「或る列車」は団体専用列車での運用で、久大本線の大分~日田間の大分ルートか、大村湾の景色を楽しみながら巡る佐世保~長崎間(大村線経由)の長崎ルートがあります。乗車申し込みは、JR九州「或る列車ツアーデスク」で電話にて受けている他、旅行会社で企画したツアーでの申し込みとなります。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っている区間:大分~日田(大分コース)、佐世保~長崎(長崎コース)
ヒミツ情報:JR九州が展開する「D&S列車」(デザイン&ストーリー列車)の中で、「ゆふいんの森(キハ71系、キハ72系)」、「はやとの風」、「いさぶろう・しんぺい」、「SL人吉」、「海幸山幸」、「指宿のたまて箱」「あそぼーい!」「A列車で行こう」に続く第10弾の編成。
5日間かけて九州の7つ全ての県を走る観光特急です。車両は787系で、「D&S列車」シリーズとしては初の電車となりました。1~3号車はグリーン個室、5、6号車はグリーン席。3号車にはビュッフェがあり、4号車はイベントを行うマルチカーになっています。九州を巡る観光列車としては他にも「寝台列車」の項目で紹介する「ななつ星in九州」がありますが、「36ぷらす3」はD&S列車として運転される事もあり、昼食付きの旅行商品としての販売のほか、一部の座席は「みどりの窓口」で乗車のみの販売が行われます。また、昼間は列車で楽しみ、夜は大いに地元で盛り上がってもらいたいという願いから日中時間帯のみの走行であり、夜行列車としての走行を予定しない事から、寝台のような宿泊設備は設けられていません。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っている区間:博多~鹿児島中央(木曜日ルート・赤の路)、鹿児島中央~宮崎(金曜日ルート・黒の路)、宮崎空港~別府(土曜日ルート・緑の路)、大分~博多(日曜日ルート・青の路)、博多~佐世保、佐世保~博多(月曜日ルート・金の路)
津軽鉄道での冬の期間中に運転されているイベント列車です。車内にダルマストーブがあり、暖まる事が出来ます。かつては冬になると、北国では「ストーブ列車」のような車内にダルマストーブを備えた列車が走っていたものですが、だんだん少なくなり、今では津軽鉄道にしかない名物列車になってしまいました。一度は乗ってみたいものです。ストーブ列車料金(400円)が別途必要となりますが、津軽五所川原寄りのディーゼル車両はストーブ列車料金は不要となります。ディーゼル機関車、21形「走れメロス号」、客車のいずれもWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:他にも津軽鉄道では五所川原立佞武多の時期に運転される「真夏のストーブ列車」、7~8月の「風鈴列車」、9月~10月中旬の「鈴虫列車」も走っている。
「きらら」は叡山電鉄の鞍馬線という路線を走っている観光電車です。1997年にデビューしました。「観光路線」としてのPRの為、展望を考慮した車両になっています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っている区間:出町柳~鞍馬
ヒミツ情報:鞍馬線の途中には、「もみじのトンネル」があり、秋には紅葉を見る事が出来る。
南海電鉄の観光列車で、「ズームカー」こと22000系電車を改造して誕生しました。高野線の橋本から極楽橋までの、急な坂道が続く区間を走っています。扉のところに柵があり、通常はその扉を開けて自然の風を感じられる展望デッキがあるのが特徴です。自由席車として、「通勤列車」エリアに登場している2000系を連結して走ります。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
近鉄の団体専用列車で、ビスタカーの一種でもあります。団体旅行の多様化に対応し、同じくビスタカーとして親しまれてきた「あおぞら」の後継車として1990年に登場しました。車体は車両限界を最大限活用、両先頭車はダブルデッカー構造となっています。階下室の螺旋階段付近の妻壁に21インチモニターを取り付けて、車載カメラからの映像の放映の他に、カラオケを楽しむ為の設備も導入されました中間車はハイデッカー構造、一般客室の座席は転換クロスシート(展望席は運転台向きの固定式クロスシート)になっています。写真はリニューアル前のカラーリングですが、2020年にリニューアルされ、日本で古来より使用されている漆の色をモチーフとした「漆メタリック」に一新、「地のにぎわい」として大阪、奈良、京都、伊勢志摩、奈良の沿線5地域の魅力を日本の伝統色で表現し、アクセントに加えました。Webページ「Vayashi‘s11」収録作品。
ヒミツ情報:よく見てみると、先頭車屋根には天窓があるのが分かるはずだ。
「あかね号」は滋賀県を走る近江鉄道を走る列車です。愛称は額田王の和歌に因みつけられました。ジョイフルトレイン、というか観光列車かっていうのは、僕の中ではちょっと迷ってます。もしかしたら違うかもしれません。これは2代目の「あかね号」で、2019年から「あかね号」としての運転を開始しました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
トロッコ列車の「トロッコ」とは、土砂や鉱石を運搬する簡易な貨車の事。日本の色々な所で走っていて、見晴らしの良い所ではスピードをグッと落として運転したり、鉄橋の上で止まってくれたりする事も。多くの列車は窓が無いから、風を感じる事が出来ますよ。乗った事があるのは見つかったかな?
釧路湿原を走る釧網本線のトロッコ列車で、1998年に現在の新編成で運転を開始しました。50系51客車を、木製ベンチのトロッコ車両風に改造して使用しています。「ノロッコ号」の語源は、「のろま」と「トロッコ」を組み合わせた言葉で、その名の通りゆっくり走るトロッコ列車です。客車編成は最長で5両になります。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:くしろ湿原ノロッコ号
ヒミツ情報:同じ車両を使用し、冬の道東観光列車の定番であった「流氷ノロッコ号」は、2016年で運転を終えている。
1999年に営業運転を開始した、富良野線のトロッコ列車。美瑛の丘や、大雪山系の山々等をゆっくりと楽しめます。客車の1両であるナハ29000形は、かつて「カートレイン」に使用された貨車を改造したもので、前身の「バーベキューカー」にちなんで、形式名は「29=肉」の意味が込められています。客車編成が多様で、「くしろ湿原ノロッコ号」もこの「富良野・美瑛ノロッコ号」も、ディーゼル機関車が客車を引っ張って走っていますが、終点で機関車を付け替える時間が無いと、バック走行する事もあるんだそうです。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:富良野・美瑛ノロッコ号
ヒミツ情報:C11形蒸気機関車が牽引する「SLふらの・びえい号」にも用いられている。
2000年に、沿線のサクランボが実った左沢線で、快速「さくらんぼ風っこ」号として運転を開始した観光列車です。キハ48形2両を改造したトロッコ列車で、この車両を使用する臨時列車には列車名に「風っこ」が冠され、東北エリアを中心として、第三セクターの山形鉄道や、上越線、水郡線、烏山線、青梅線、小海線等、関東甲信越の路線でも運営していた実績があります。車両は、「風と遊ぶ旅」をコンセプトに製作され、客室は難燃化対策を施した木製4人掛けボックスシート。天井はあえて骨組みを露出させ、そこに傘を被せた白熱灯を取り付け、レトロ感を演出しています。風をいっぱいに受けて、トロッコ列車ならではの旅を満喫出来るように、車体側面は窓を無くしたオープンデッキ風にしています。なお、冬季や荒天の場合には、はめ込み窓を取り付けて運転されます。この写真にはもう一つ別の列車が写っています。何の列車か分かりますか?Webページ「ぺパるネット」収録作品。
ヒミツ情報:デビュー前には首都圏でもお披露目された。
京都にある、嵯峨野観光鉄道という観光用鉄道が運営しているトロッコ列車です。元々は山陰本線の線路だったのですが、それが今の新しい場所に移された際に、嵯峨野観光鉄道となりました。景色の美しい保津峡の近くを走るので、運が良ければ保津川下りを見られるかもしれませんね。ディーゼル機関車と客車から成る列車ですが、客車は貨車の改造で、運転台のついた客車もあります。この写真、もう1つ別の列車が写っているんですが、分かりますか?ディーゼル機関車、客車共にWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
走っている区間:トロッコ嵯峨~トロッコ亀岡
<写真に写っている他の列車の答え>
(14系「サロンカーなにわ」)200系「りょうもう号」→」「私鉄特急」参照
(12系「ゆうゆうサロン岡山」)キハ85系「ワイドビューひだ」→「JR特急」参照
(キハ48形「びゅうコースター風っこ」)→485系「ビバあいづ」
(嵯峨野トロッコ列車)阪急電鉄1000系→「通勤列車(私鉄通勤列車)」参照