見るだけでもワクワクするジョイフルトレイン、モクモクと煙を上げて走る大迫力のSL、険しい山道を登っていく登山鉄道等々・・・・・・・・・・。愉快な仲間達が大集結!みんなが乗ってみたい列車はあったかな?
ジョイフルトレインには、時刻表に載っていて駅で切符を買って乗車出来るものと、時刻表には無いものの2種類があります。時刻表に無いジョイフルトレインには、旅行代理店が募集するツアー等に申し込む等の方法で乗車出来ます。
山形新幹線に登場した観光列車で、新幹線初の観光列車として位置付けられました。福島~新庄間の臨時列車「とれいゆ つばさ1・2号」で運転されています。秋田新幹線で使われていたE3系を改造したもので、6両編成となっています。11号車は座席車で、回転式リクライニングシートのグリーン席をそのまま使用、定員もグリーン車時代の23名で変わっていません。12~14号車は「語らいの間」で、座面を畳敷きにしたお座敷タイプのボックス席、15号車は「モノや人との出会いの間」で、湯上りラウンジ(フリースペース)とバーカウンターも設置しました。16号車は「とれいゆ」編成でメインとなる「くつろぎの間」。足湯を設置していて、車窓を見ながらくつろげます。なお、足湯利用は事前に「足湯利用券」が必要で、原則「びゅう旅行商品」を利用した乗車に限り体験出来ますが、当日の状況によって一般の乗車でも利用出来る場合があります。列車名はフランス語で「太陽」を意味する「ソレイユ」と「トレイン」を掛け合わせた造語です。残念ながら2022年に引退してしまいました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:とれいゆ つばさ
走っている区間:福島~山形~新庄
ヒミツ情報:福島駅では在来線ホーム(5番線)発着で運転される。
JR北海道が団体・臨時列車用に開発した、いわゆる「リゾート列車」です。「トマムサホロスキーエクスプレス」や「フラノラベンダーエクスプレス」といった臨時特急に使われていました。内装はハイデッカー構造や展望車を中心としており、車内には荷物室やスキー室、インフォメーションボードやマルチチャンネルAV(25インチ液晶モニター)等の設備を備えていました。先頭車両は展望車となっていましたが、2010年に発生した踏切障害事故の影響で、座席は撤去されて乗客が立ち寄らないように仕切扉が設置されました。老朽化に伴い2019年をもって引退となりました。「クリスタルエクスプレストマム&サホロ」とも表記されます。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:フラノラベンダーエクスプレス、トマムサホロスキーエクスプレス
走っている区間:札幌~新得(トマムサホロスキーエクスプレス)、富良野(フラノラベンダーエクスプレス)
「きらきらうえつ」は、文字通り羽越本線を走って、新潟と酒田を結んでいる観光列車(快速列車)です。485系を改造した4両編成で、日本海の美しい景色も見る事が出来ます。客室はハイデッカー構造としつつ、バリアフリーにも対応。滑りにくいスロープを付けて段差を解消しました。運転台後部にはレストバーを備え、簡易展望スペースとなりました。2号車はラウンジカーで、和風の「きらきらラウンジ」、茶屋(ミニビュッフェ)を設け、車内販売も行っています。また、「きらきらプロダクション」による沿線紹介や、3号車には多目的室、車椅子対応トイレや車椅子対応座席があります。残念な事に2019年9月に通常運転が終了しており、同年12月の団体専用列車「きらきらうえつ美食旅」を最後に全ての運用を終了してしまいました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:きらきらうえつ
走っている区間:新潟~酒田
ヒミツ情報:毎日走っている訳ではなく、週末を中心に走っている(月により異なる)。
初代のキハ48形の後継用にデビューした、「リゾートしらかみ」の新型車両です。「リゾートしらかみ」というのは、秋田と青森を五能線経由でつないでいる観光列車(快速列車)で、運転台後部に展望室、3号車にはイベントスペースを備えています。イベントスペースでは、「リゾートしらかみ」での運用時に車内イベントが行われ、津軽三味線のライブや津軽弁による「語り部」の実演も行われています。秋田~青森間を走る「リゾートしらかみ」は、東能代、川部、弘前の3つの駅で進行方向をそれぞれ変えて走ります。秋田から青森に向かう列車では、奥羽本線から五能線に入る時、五能線から奥羽本線に入る時、奥羽本線を青森方面に折り返す時、それぞれ進行方向を変えて走っているそうです。
列車名:リゾートしらかみ
走っている区間:秋田~青森(五能線経由)
ヒミツ情報:ハイブリッド気動車が使われるのは「青池」と「橅」、キハ48形は「くまげら」で、それぞれ塗装は異なる。
「青池」編成。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
「橅」編成。Webページ「ぺパるネット」収録作品。
2012年4月1日に、「いわてディスティネーションキャンペーン(いわてDC)」が開催されたのを機にデビューしました。「きらきらうえつ」同様、485系改造の4両編成。2011年に平泉が世界遺産に登録され、平泉までの送客を担う事から、いわてDCの期間中は、列車名や運転区間も多彩に運用されました。現在では、主に快速「ジパング平泉」号として盛岡~一ノ関間に運転されています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:ジパング(ジパング平泉)
走っている区間:盛岡~一ノ関
2007年に、長野地区にデビューしたリゾート車両です。2016年の夏の臨時列車では、長野~南木曽間の快速「いろどり木曾路号」として運転されました。臨時列車の他、団体専用列車で使われています。車両は、改造に際して形式がグリーン車に変わりましたが、車番は変わっていません。但し、2015年の交直流対応から直流のみの対応に改造した為、この時車番を5000番代に変えています。客室は、2、3、5号車がセミコンパートメント、1、6号車はリクライニングシート、4号車はソファとテーブルを配置したフリースペースで、多目的室も設置しています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:JR東海にも入線しており、JRの会社をまたがって運転する列車が減少する中で、珍しい存在でもある。
2015年に行われた福島ディスティネーションキャンペーンに合わせて、同年度4月に定期列車に連結される形でデビューした観光列車で、主に磐越西線を走っていました。福島県は日本有数の果物の産地なので、福島県のフルーツを使ったスイーツを堪能する事が出来ました。「走るカフェ」がコンセプトとなっています。「フルーティア」というのは果物のFruitと基本コンセプトのカフェという事で、お茶を意味するTeaを組み合わせた造語です。車両の老朽化に伴い2023年に引退しましたが、後継としてHB-E300系を使用した「SATONO」が2024年4月に走り始める予定です。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:フルーティアふくしま
走っている区間:郡山~喜多方
ヒミツ情報:提供されるスイーツは上りと下り、また季節によっても異なっていた。
特急「スーパーひたち」として1989年にデビューし、日本の在来線で初めて、最高時速130kmでの営業運転を開始した651系特急型電車を、観光用に改造したものです。「伊豆の景色を眺めながら『食』と『お酒』、『会話』を楽しむリゾート列車」をコンセプトに、2016年にデビューしました。伊豆急下田寄りの1号車は、相模湾や伊豆大島が存分に眺められるように、海側を窓向きにしたカウンター席。2号車はバーカウンター&ラウンジで、お酒や伊豆の特産品を揃えた「伊豆のもの」商品を販売する他、伊豆の見所を紹介する大型ディスプレイも設置しています。3号車はコンパートメント席で、テーブルを挟んで座席が向かい合う半個室が並び、4人用が5室、2人用が1室配置されています。(半個室は全て海側で、山側は通路)半個室を仕切る入口の暖簾は、四季折々でデザインが変わります。4号車は2人掛けの回転リクライニングシートと、4人用ボックスシートを配置しました。車両の老朽化に伴い、2020年で営業運転を終了、運行期間は4年弱にすぎませんでした。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:IZU CRAILE(伊豆クレイル)
ヒミツ情報:小田急電鉄ともコラボしていた。
1992年に岩手県で開催された「三陸・海の博覧会」に合わせて、盛岡地区の観光列車として投入されました。国鉄時代に急行列車に使われていたキハ58形を改造した3両編成で、このうち2両(2・3号車)は新潟地区で運用されていた「サロンエクスプレスアルカディア」を転用しています。先頭車両は、階段状の座席配置とした展望車。中間車両にはフリースペースのサロンを設けています。団体専用列車の他、山田線の盛岡から宮古までを走る快速「さんりくトレイン宮古」に使用されますが、同線は現在、一部の区間が不通となっています。2016年夏季は、新潟~米沢間で、快速「白い森の国おぐに米沢号」で運転されました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
1991年、直流電車の189系等を車種に、車体を新造して誕生したジョイフルトレイン。交直流電車の485系として登場しました。6両編成で、このうち4号車は、フリースペースのイベントカーとしています。欧風の座席車でしたが、1998年にお座敷車として再登場し、1つのテーブルを4人で囲む配置としています。1998年に内装を和式化し、引き続き常磐線系統を中心に各種の団体専用列車や臨時列車に使われましたが、2018年に廃車されました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:臨時列車でも使用されるが、常磐線」では列車名に「お座敷」を冠しない傾向にある。
新潟地区のリゾート車両で、所属は新潟車両センターで、「きらきらうえつ」と同じです。165系改造車の「パノラマエクスプレスアルプス」のように、先頭部に展望席を備えています。なお、この車両は1990年に「シルフィード」として登場しましたが、2001年1月には全車グリーン車の欧風電車から普通車とし、同年10月に客席を座席からカーペット敷きに改造、現在の愛称となりました。団体専用列車や、「NO.DO.KA」を冠した臨時快速列車で走っています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:ディーゼル機関車の牽引で非電化区間も走行出来るように、サービス電源用エンジンも搭載している。
日光線で走っていた観光列車で、京葉線から日光線に移り走っていた205系を改造した電車です。4人掛けと2人掛けのボックスシートがあり、つり革や手すりも木製です。「いろは」という名前は日光の名所の一つである「いろは坂」と「物事のいろは」を掛け合わせたもので、日光への旅の始まりである日光線の列車の中で、日光の様々な魅力を感じて頂きたいという思いを込めてつけられました。2022年で引退しており、現在はもう走っていません。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:いろは
走っている区間:宇都宮~日光
ヒミツ情報:ロゴマークもいろは坂の「い」をモチーフにしたもので、いろは坂のカーブの数と同じ48色で彩りが加えられているぞ。
E655系は2007年に登場したハイグレード車両です。VIP個室はテレビモニターを設置しており、一般シートもゆったりと過ごせるようになっています。一般シートにも収納式のモニターが付いています。3号車のVIPシートは高級な本革製。僅か9席しかない、特別な座席です。全車グリーン車で、お召し列車向けに開発された車両ですがジョイフルトレインとしても走っており、ジョイフルトレインとして走る時のみは一般客の利用も可能となっています。お召し列車というのは天皇・皇后両陛下が乗車する専用の列車で、この「なごみ(和)」はお召し列車として走る時には、菊の紋章と国旗を正面に掲げ、特別車両を編成の中に組み込んで走行します。この写真には、他にもう一つ別の列車が写っています。さて、何でしょう?答えはこのページの一番下辺りにありますよ。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:なごみ(和)
ヒミツ情報:スペイン国王来日時には、日本とスペイン、両国の国旗を掲げて走ったぞ。
2015年に本格デビューした観光列車で、長野と十日町の間を、飯山線経由で1往復しています。臨時の快速列車ですが、運転日によっては旅行商品も組まれ、「走る農家レストラン」とも呼ばれます。「おいこっと」という面白い名前は、飯山線沿線の風景が東京とは真逆にあるという意味で、「TOKYO」の表記を逆読みした「OYKOT」から来ています。車両はキハ110形改造の2両編成ですが、1両で運転する場合もあります。2両編成運転の際は、76席の全席が指定席になる日と、2号車の38席が指定席となる日(1号車は旅行商品用)とがあります。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:おいこっと
走っている区間:長野~十日町
ヒミツ情報:冬季は長野~戸狩野沢温泉間での運転となる。
伊豆急行のリゾート列車「リゾート21」は、普段は伊豆半島を各駅停車で走っています。景色が楽しめるように、展望席や窓に向いた座席もあり、こんな列車で旅行出来たらきっと楽しいでしょうね。ちなみに、その導入用途から「各駅停車のスーパーカー」という異名でも呼ばれたそうです。海側と山側でデザインが違っていて、側面の窓は海側が展望を考慮した大型連続窓、山側が当時日本の鉄道ではほとんど採用例の無かったベクワラットタイプ(中折れひんじ式)となっています。塗色も当初メーカーから提案されていた帯を巻くカラーリングは廃案となり、左右非対称のデザインを強調した前面で海側の赤帯と山側の青帯が斜めに入る塗装となっています。2作品ともWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:リゾート21
走っている区間:熱海~伊東~伊豆急下田
ヒミツ情報:第29回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
←伊豆の名産であるキンメダイをイメージした「キンメ電車(Izukyu KINME Train)」。
一つ前に紹介した「リゾート21」と同じ2100系の「アルファ・リゾート21」で走っていた車両を改造したもので、美しい景色を眺めながら美味しい食事を堪能出来る「食堂列車」と呼ばれる列車です。東急が催行、運行はJR東日本と伊豆急行が行います。走っているのは横浜と伊豆急下田の間で、旅館等とセットにしたツアー限定の列車です。車中泊ではありませんが宿泊は上質なサービスやおもてなしを提供する6つの旅館やホテルのスイートルームや貴賓室、観光は2400年もの歴史を持つ伊豆最古の神社・白濱神社での正式参拝、日米和親条約の付属協定「下田条約」締結の地・了仙寺での住職による解説付き拝観等、このクルーズ限定の内容が用意されています。なお車内ではドレスコードが定められており、サンダルでの乗車が禁止されている他、プラチナクラスでは男性は襟付きのシャツ、女性は襟付きシャツまたはワンピース等の着用が推奨されているそうなので、事前に詳しく調べておくといいでしょう。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:THE ROYAL EXPRESS
走っている区間:横浜~伊豆急下田
ヒミツ情報:2020年と2021年の夏には北海道を走った。なお、北海道を走る際は電源車を連結し、ディーゼル機関車による牽引となる。
西武鉄道の食堂列車で、通勤列車としても走っている4000系のうち1編成を改造して誕生しました。座席数は名前の通り僅か52席なのですが、ゆったりとしたオープンダイニングになっており、3号車にある調理スペースも実際に調理しているところが見物出来るようになっています。ブランチ、ディナー共に有名店の一流シェフが監修したコース料理を堪能出来ます。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
列車名:旅するレストラン 52席の至福
走っている区間:池袋→西武秩父、西武新宿→西武秩父、西武新宿→本川越(ブランチコース)、西武秩父→池袋、西武秩父→西武新宿、本川越→西武新宿、池袋~池袋(ディナーコース)
ヒミツ情報:ディナーコースのうち池袋~池袋は池袋を出発して池袋線内を走行し、また池袋へと戻ってくるというもので、2017年より「IKEBUKURO ディナーコース」の名称として設定された。
<写真に写っている他の列車の答え>
(E655系「なごみ(和)」)1000系(展開図では1230系表記)「パノラマsuper」新塗装→「私鉄特急」参照