ななつ星in九州
クルーズトレインには寝台設備もあるので、この「寝台列車」エリアでまとめて紹介しようと思います。この「ななつ星in九州」は、九州の7つの県を走る、クルーズトレインの元祖というべき列車。3泊4日コースと1泊2日コースの2タイプがあり、コースは半年毎に変更されます。これらは旅行商品としての販売となる為、「ななつ星in九州」は団体専用列車としての扱いとなります。「ジュピター(木星と表記する本もある)」と呼ばれる食堂車や「ブルームーン」と呼ばれるラウンジカーもあり、1人あたりの価格は1泊2日コースで15万~40万円(車中泊)、3泊4日では38万~95万円(車中2泊、旅館1泊)もするそうです。機関車、客車ともにWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:列車から降りて目的地へ向かう、専用のバスもあるぞ!

E001形 「TRAIN SUITE 四季島」
クルーズトレインというのは、どこかに移動する事を目的としないで、列車の旅を楽しむ事を目的とした列車の事。「TRAIN SUITE 四季島」は、上野駅を起点・終点として、東北や北海道を走るクルーズトレイン。車両は電車で、当然パンタグラフもあるのですが、北海道では非電化区間も走行する為、ディーゼルエンジンも搭載しています。5号車のラウンジカーに出入り口があり、6号車は食堂車となっています。デラックススイートと最上級の四季島スイートには、檜風呂がありますが、この檜風呂は動く列車の中に設置されている為、お湯がこぼれないように工夫しているんだそうです。先頭車両となる1号車と10号車は屋根部分にまで大きな窓を備えた展望車となっています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。

87系 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」
先に紹介した寝台特急「トワイライトエクスプレス」の後継として2017年にデビューした、JR西日本のクルーズトレインです。基本的な運行ルートとしては、1泊2日で片道の山陰コース、山陽コースのそれぞれ上り、下り、そして3泊4日で山陰コースと山陽コースの両方を時計回りに周遊する山陽・山陰コースの計5コースがあります。山陰コースは日本海側、山陽コースでは瀬戸内海側を走ります。先頭車両は展望車で、外に出る事が出来るオープンデッキもありますよ。ディーゼルエンジンで発電した電力と、バッテリーに貯めた電力でモーターを動かして走るハイブリッド方式の気動車です。先頭車両の仕上げはちょっと癖があるかもしれません。組み立てる順序が肝心だと思います。この写真、もう一つ列車が写っていますが、分かりますか?Webページ「Vayashi’s11」収録作品。

登山鉄道
険しい山道を登る登山電車やケーブルカー。全国各地の山々で、大活躍しています。また、列車によって登る方法も色々です。
箱根登山鉄道1000形 「ベルニナ」旧塗装
箱根登山鉄道は、小田原と強羅を結んでいて、小田急電鉄とも箱根湯本等で乗り換えが可能です。この1000形電車は、1981年に導入された車両で、スイス最大の私鉄会社・レーティッシュ鉄道のベルニナ線にちなみ、「ベルニナ号」と名付けられています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:箱根登山鉄道は、車輪とレールの摩擦で登る粘着式の鉄道としては、最も急な坂を登る。

箱根登山鉄道 3000形「アレグラ」
箱根登山鉄道の沿線には、アジサイや紅葉が広がっています。車両の向きを180°変えながら、ジグザグに坂を登っていく「スイッチバック」という方法で坂を登ります。3000形「アレグラ」は2014年に導入されました。景色を存分に楽しめるよう、窓は大きくなっています。この3000形は1両でも運転可能な電車で、写真の作品のように3000形同士を連結して2両で走ったり、同じ形で2両固定編成のバージョンともいえる3100形と連結して3両で走ったりする事もあります。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:ツアーで貸し切り運転される事も。

箱根登山鉄道モハ1形
箱根登山鉄道の前身といえる小田原電気鉄道が導入した電車です。1919年、アメリカ製の電装品や台車等を使用して製造されたチキ1形を、1952年に形式変更してモハ1形としました。輸送力増強の為、1993年から箱根登山鉄道鉄道線で3両編成での運転を開始した際には、2両固定編成化したうえでモハ2形を1両連結して3両で運転する事になりました。これに伴い、1990年からモハ1形は2両固定編成になりました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。

坂本ケーブル
比叡山鉄道の坂本ケーブルは、日本で一番長い距離を走るケーブルカーの路線です。車両は2台共に赤と緑を基調にしていて、、ケーブル坂本からケーブル延暦寺までを11分かけて結んでいます。パンタグラフはありますが、これは駅構内での充電用に用いられます。「福」「縁」ともWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
ヒミツ情報:途中のほうらい丘駅ともたて山駅には、必要な人がいる場合のみ停車する。
左が「福」、右が「縁」。
修学旅行用列車
今の修学旅行は飛行機とか新幹線を使いますが、国鉄時代の日本には何と修学旅行用の列車がありました。当時の修学旅行生は、移動にこういう電車を使っていたのでしょう。
155系「きぼう号」
ベビーブーム世代が学生となり、修学旅行に関する輸送需要が急増しました。これを受けて「きぼう号」は1959年に登場しました。1両100人の定員確保、体調不良の人の為にベッドを用意している等、様々な工夫が凝らされています。細かいパーツが多いので根気よく作って下さい。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。

<写真に写っている他の列車の答え>
(87系「TWILIGHT EXPLESS 瑞風」)783系「みどり」→「JR特急」参照
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