この水槽にいたのは、大きさ3mに達す、世界最大のタコ・ミズダコ。北太平洋の冷たい海に暮らしていて、日本でも北海道とか日本海辺りで見られたりします。あまりに大きいので、小型のサメを襲って食べてしまう事もある、「海の王者」です。


















                                 ミズダコの子育て
ミズダコの最大個体は、全長9.1m、体重272kg、足を伸ばすとバスと同じ位のサイズにまでなります。基本、生物は体が大きいほど長生きになる傾向がありますが、ミズダコの寿命は2~3年しかありません。これは、体重100gのハムスターと同じ位の寿命で、タコやイカのような頭足類は、急激に成長して産卵し一生を終えるという、昆虫のような一生を送るのです。ミズダコは、岩の隙間等に隠れて、そこを住処とします。そこで卵を産むのですが、卵は半透明の無数の房。それを1年に1回しか産まないのです。半年に及ぶ長い間、母ダコが卵を離れる事は無く、一切食事もとりません。また、卵に新鮮な海水を送り込み、成長を助けます。やがて母ダコは、子供達が孵る頃に、力尽きて死んでしまうのです。沢山の子供達のうち、様々な危機を乗り越えた子供だけが、サメをも襲って食べる「海の王者」になれるのです。タコは、ミズダコのように、子育てするものが多いのですが、一方のイカは、卵を産みっぱなし。その為、卵から孵ってすぐに、魚等に食べられてしまうものもいるのです。















                             ミズダコは美味しいのか?
通常、食用として出回っているのはマダコですが、実はミズダコも食べられます。オオウナギやダイオウイカのように、大きいサイズの割には味がイマイチな生き物も確かにいますが、(ダイオウイカはアンモニアが体内に含まれている為刺身では臭くて食べられない)ミズダコは美味しいようで、北海道では重要な水産資源になっています。ミズダコでタコ焼きを作れば、サイズも大きくなりそうですね。

オオカミウオという、北の深い海に住む魚。オオカミのような怖い顔が最大の特徴なんですが、写真が暗すぎてその怖さが全く伝わらない(というか分かりづらい?)という失態に・・・・・。
写真はHP作りの時にワンタッチ補正で明るくしておいたけど(上の写真も)、怖さ、伝わってます?

カイエビスかエビスダイのどちらかと思われるこの魚。一体どっち??

これは、ナヌカザメという名前のサメ。下の写真のように、不思議な形の卵を産みます。

これがナヌカザメの卵です。4本の巻きひげで、海藻に絡みつきます。卵は大きさ約12cm。
こんなカニもいました。
ヒトデが3匹、岩にへばりついています。

オオクチイシナギは、2m近くにまでなる大きな魚。水深400~600m位の岩礁に暮らしています。肝臓に多量のビタミンAを含み、食べ過ぎると激しい頭痛、発熱、吐き気等を起こす為、1960年より肝臓は販売禁止となっています。
この魚の特徴は、何といっても体が透明な事。
キッシング・グーラミィは、オス同士キスで喧嘩する、何だか不思議な魚。どうしてまたキスで、しかも喧嘩を・・・・・・・!?
ダンゴムシに近い、グソクムシの仲間です。


上の写真のエビを前から見たら、きっとこんな感じ?
色鮮やかな、黄金オニカサゴ登場!綺麗ですね~。
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