「ドラえもん」に出てくるような感じの栗饅頭。どういう事か、詳細は下の「知っ得コラム」を参照。
「バイバイン」
栗饅頭と言えば、僕が連想したのは、「ドラえもん」の「バイバイン」というお話。1個しかない栗饅頭を食べようかどうか悩んだのび太は、ドラえもんに「食べても無くならないように出来ない?」と頼み込みます。そこで、(あまり気が進んでないようですが)ドラえもんがポケットから取り出したのは、5分ごとに何でも2倍に増やしていく薬「バイバイン」。ドラえもんはのび太に、「薬をかけた饅頭は絶対に残さず食べる事」との約束を取り付けます。最初のうちは栗饅頭をいっぱい食べられて大満足ののび太ですが、同じ味の栗饅頭を食べ続けてきたので、さすがに飽きてきます。そこで、ママやジャイアン、スネ夫、しずかちゃんにも食べてもらいますが、どうしても1個余ってしまうのです。のび太は悩んだ末、残った栗饅頭をくずかごに入れてしまいます。さあ、ここまで来て、何故ドラえもんが先程の約束を取り付けたか、分かってきましたよね。最初の5分で2倍になるなら、1個の栗饅頭が5分後は2個、10分後は4個。15分後には8個になりますね。さあ、少し早送りしましょう。30分後は64個、45分後に512個、1000個を突破するのは何と50分後(1024個)です。やがて1時間経てばもう大変。4096個になってしまうのです。それこそドラえもんが言うように、1日あれば地球が栗饅頭に侵略されてしまうのです。なるほど、それでドラえもんは「危ない」と言っていたんですね。僕のお母さんにとって、一番印象に残っているエピソードなので、機会があれば皆さんもご覧下さい。でも、1時間5分後から先は、計算するのも面倒くさいんだよ、ハングリー・アングリー!