山形新幹線「つばさ」用に1999年に登場したE3系です。途中の福島までE2系等とつながって走り、そこから在来線の線路に入って新庄までを走るのです。山形新幹線の「つばさ」で走っている車両は、2014年にリニューアルが施行され、山形県の鳥(県鳥)であるカモの仲間、オシドリをイメージした塗装になりました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:1999年
走っている路線:東北・山形新幹線
最高時速:275km。但し山形新幹線の区間は在来線のため130km
ヒミツ情報:ミニ新幹線の区間は在来線だが、線路幅は新幹線と同じ。また、D51型「SL陸羽東線全線開通90周年号」やC11型「SLつばさ10周年号」と並んで走った事もあった。
1992年に山形新幹線が開業した時に誕生した、初代ミニ新幹線。先頭車両には連結器があり、これを使って東北新幹線の車両とつながって走行するのです。そもそも何故ミニ新幹線が必要かというと、ミニ新幹線の反対、すなわち山形・秋田新幹線以外は「フル規格」の新幹線なのですが、そのフル規格の新幹線の建設には、莫大な費用と時間を要してしまうのです。そんな訳で、在来線の線路の幅を新幹線と同じ1435mmの標準軌に変更し、新幹線車両も車体を在来線の車両に合わせる事で、在来線のトンネルや踏切等も、取り壊す事無く活用できたのです。銀色の車体がいかにも速そうな400系。2010年には引退してしまいましたが、2014年には大宮の鉄道博物館でリニューアルや新館建設も発表され、「鉄道遺産」として認定された先頭車両1両が、その新館に保存展示される事となったのです。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:1992年
引退した年:2010年
走っていた路線:山形新幹線
最高時速:240km。但し山形新幹線の区間は在来線の為130km
ヒミツ情報:鉄道博物館に保存されている車両は、外観は旧塗装であるものの車内はリニューアル後の仕様になっている。
E3系は、1997年に秋田新幹線用の車両としてデビューしました。写真の「こまち」は量産車で、量産先行車は先頭車両のデザインが量産車と異なります。2014年のダイヤ改正で全ての「こまち」がE6系で運用される事となり、E3系0番代は東北新幹線の「やまびこ」「なすの」として運用されました。このカラーのE3系は2020年に引退しています。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:1997年
引退した年:2020年
走っていた路線:秋田新幹線、東北新幹線
最高時速:275km。但し秋田新幹線の区間は在来線の為130km
E1系の次にデビューしたオール2階建て新幹線のE4系。先頭車両のノーズが長いのは、静かに、そして速く走行出来る為の工夫です。当初はラインの色は黄色でしたが、新塗装はラインの色がピンク色です。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:1997年
引退した年:2021年
走っている路線:上越新幹線
最高時速:240km
ヒミツ情報:8両編成だが、連結して16両になれば1634人(ジャンボジェット3機分に相当)もの乗客を乗せられる。これは高速車両としては最大の定員数。
新塗装のE4系
日本最速の最高時速320kmで、東京と北海道の新函館北斗を結ぶH5系やE5系は、「はやぶさ」の他、「はやて」「やまびこ」などに使われています。グリーン車より豪華なグランクラスが設置されているのも特徴です。青函トンネルも通りますが、青函トンネル内は貨物列車と共同で使っているので、最高時速は160kmとなります。ラインの色は、H5系が紫色、E5系が濃いピンク色のラインで違いはありますが、両者は同一の仕様となっています。この後紹介する「E6系こまち」と同じで、運転席部分を糊付けしたいという人に言っておきますが、糊付けするとリアル度が増しますのでお勧めします。前の台車カバーは糊付けしなくても問題ありませんが、糊付けするとより一層リアル度は増してきます。2作品ともWebページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:2011年
走っている路線:東北新幹線
最高時速:320km
ヒミツ情報:僕の中学校の修学旅行の時、東京駅でわずかながらE5系とE6系が連結した状態で見られた。
H5系(JR北海道所有車両)
E5系(JR東日本所有車両)
秋田新幹線の「こまち」で走る新型の車両で、デビュー当時はE3系の「こまち」と区別する為、「スーパーこまち」として運用されていました。2014年からは秋田新幹線は全ての列車がE6系となり、列車名も「こまち」に統一されました。東北新幹線内ではE5系やH5系とつながって走るのが基本です。作り方のコツは、先程のH5系、E5系と同じです。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:2013年
走っている路線:秋田新幹線
最高時速:320km。但し秋田新幹線の区間は在来線のため130km
ヒミツ情報:フェラーリも手掛けたデザイナーによってデザインされた。
北陸新幹線の「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」で走っている新幹線車両です。2015年に長野新幹線は金沢まで延伸開業して、北陸新幹線となった時に、W7系がデビュー。E7系は2014年にデビューした車両です。E5系やH5系同様、グリーン車より豪華なグランクラスがあるのが特徴。形式番号は「E7系」「W7系」で違いますが、JR東日本が所有する方がE7系、JR西日本が所有する方はW7系となっているだけで、両者に目立った違いはあまり見られません。
デビューした年:2014年(E7系)、2015年(W7系)
走っている路線:北陸新幹線
最高時速:260km
E7系。Webページ「Vayashi‘s11」収録作品。こちらは簡単に作れます。是非作ってみてください。
W7系。Webページ「JR西日本:人気列車ペーパークラフトコーナー」収録作品。こちらは少し難しいかもしれません。落ち着いて作りましょう。
2019年からは、上越新幹線でもE7系が走り始めています。北陸新幹線のE7系とは、青いラインの下に、ピンク色のラインがある事で区別出来ます。グランクラスでは軽食等のサービスはありませんが、他のグランクラスに比べて安い料金で乗車する事が出来ます。東京~越後湯沢間を「たにがわ」としても走っています。Webページ「Vayashi‘s11」収録作品。
デビューした年:2019年
走っている路線:上越新幹線
最高時速:240km
2024年に山形新幹線へと導入される予定のミニ新幹線車両です。先頭形状はE6系同様の「アローライン」とし、先頭車両の長さはE6系(13m)とE3系(6m)の中間的な9mとしています。E6系同様7両編成で、E6系より編成あたりの定員数を多くした355名としています。その他全車両に大型荷物置き場を設置、全席電源コンセント配置、車椅子スペースの増設と、設備を充実させたものとなる見込みで、E5系と連結して最高時速300kmでの走行を行う予定です。Webページ「Vayashi‘s11」収録作品。
デビュー予定:2024年
走っている路線:山形新幹線(予定)
最高時速:300km(予定)。但し山形新幹線の区間は在来線の為130km
「こだま」として山陽新幹線を走っている500系で、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」放送開始20周年を記念して、車体にエヴァンゲリオンの塗装を施した編成です。1号車にはエヴァンゲリオンの実物大コックピットが再現され、ゲームも楽しめる「体験・展示ルーム」へと改装されました。JR西日本の新幹線は車内チャイムとして「いい日旅立ち・西へ」を起用しているのですが、「500 TYPE EVA」では、アニメ主題歌の「残酷な天使のテーゼ」のオルゴールバージョンに変更されています。当初の予定では2017年3月までの運転でしたが、好評につき2018年春まで延長されました。前に紹介した500系に比べると簡単で作りやすい作品です。Webページ「ぺパるネット」収録作品。
デビューした年:2015年
ラッピング終了:2018年
走っている路線:山陽新幹線
最高時速:285km
N700Sは、2020年に東海道・山陽新幹線に導入された最新型車両です。東海道新幹線ではN700系以来13年ぶりとなるフルモデルチェンジ車です。Sというのは「最高の」を意味する英語「Supreme」の頭文字で、先頭車両には「デュアル・スプリーム・ウィング形」を採用しトンネル内での騒音等を減らすように進化したほか、確認試験車での試験走行では最高時速362kmのスピードも記録しました。またN700Aとはライトが大きくなった事や乗務員用扉から先端にかけて、青いラインが入っている事で見分けられます。N700Aに比べると細かいパーツが多くて大変かもしれません。ゆっくり、落ち着いてパーツの見落としが無いように作りましょう。Webページ「ペーパークラフトメーカー」収録作品。
デビューした年:2020年
走っている路線:東海道・山陽新幹線
最高時速:300km
ヒミツ情報:万が一災害で停電になったとしても、安全な所まで移動可能な「バッテリー自走システム」が搭載されている。
「ALFA-X」は、東日本を走る次世代新幹線の開発を進める為に誕生した試験車両です。2019年から試験走行を行い、「更なる安全性・安定性の追求」、「快適性の向上」、「環境性能の向上」、「メンテナンスの革新」の4つのコンセプトで、新しい新幹線の開発を進めています。地震が起きた時でも脱線しにくい造りや、騒音を減らすパンタグラフ等、様々な装備の開発を進めています。最高時速400kmでの試験走行も行っており、新青森寄りの先頭車両(10号車)のノーズ部分は、日本のどの新幹線よりも長い22mになっています。ノーズ部分の糊付けは、木工用ボンドの方が破れにくいかもしれません。Webページ「Vayashi‘s11」収録作品。
デビューした年:2019年
走っている路線:東北新幹線
最高時速:360km
ヒミツ情報:10号車はライトが運転席の近くにある等、1号車と細かな違いがある。(写真は多分10号車)
1992年にJR西日本が開発した試験車両で、最高時速350kmでの営業運転に必要なデータを収集する為に運転されました。将来量産型が500系として投入される事を前提としていた為、形状等違いはあるものの500系の試作車という扱いになっており、歴代新幹線車両のなかでは唯一「試作車」としての900番台となっています。量産型の500系のぞみが16両なのに対しこちらは10両短い6両編成なのですが、これは将来の16両編成運転時に想定されるあらゆる技術的な問題の検証を可能とする為には最低でも6両編成が必要であるとの結論によるものです。1995年に試験運転を終了し、1996年には最終運転を行った後廃車されました。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
デビューした年:1992年
引退した年:1996年
走っていた路線:山陽新幹線
リニアモーターカー、通称超電導リニアは、磁石の力で車体を浮かせて走る未来の超特急。2020年代のリニア中央新幹線開業に向けて計画が進んでいます。本体を組み立ててから、後ろの部分を糊付けするのかなと思います。Webページ「Vayashi’s11」収録作品。
走る予定の路線:リニア中央新幹線
試験運転の時の最高時速:603km
ヒミツ情報:試験運転の記録は、24000系TGVの515kmを上回って世界最速。