ここでは、動物園でお馴染みの動物から、ペットや家畜まで、色々な動物の折り紙作品を紹介します。難しいのもありますが、頑張って折ってみましょう。少しだけ実景を使って撮影した作品もありますが、多くは下の写真のような草や木を使って、ジャングルにいるみたいに写しました。草の折り方が変かもしれませんが、ご了承ください。
実景を使って撮影したのも少しありますが、大半は写真のような草や木を使って撮影しました。
実景を使って撮影したのも少しありますが、大半は写真のような草や木を使って撮影しました。
ネズミ
まず最初は、干支の始まりのネズミから見ていきましょう。南極大陸を除く全世界に分布していて、哺乳類最大のグループです。姿形も暮らし方も様々で、野ネズミやイエネズミなど、様々な種類がいます。ドラえもんはネコ型ロボットのくせにネズミが苦手ですが、これはネズミロボットに耳をかじられたことが理由だそうです。

「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。初心者でも簡単に折れます。尻尾の部分に紙の裏面を出しています。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。この後紹介するリスの途中から折ります。
日本猿
ニホンザルは、世界で一番北にまで生息するサルとしてよく知られています。宮崎県の幸島では、サツマイモを海水で洗って食べたり、長野県・地獄谷では温泉に入って寒さをしのいだり、何か面白い暮らし方でもあります。顔は、折り筋を使って綺麗にまとめましょう。「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。

  猪
日本を含めほぼ世界中に暮らしています。「猪突猛進」の言葉通り真っ直ぐ突進するイメージが強いですが、実際には曲がるなど、機敏な動きも得意です。イノシシを家畜化したものがブタです。折り紙の基本角度の一つが、直角(90°)の4分の1である22.5°です。この猪はその典型で、折り目と折り目の成す角度が、全て22.5°の倍数になっています。「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。

リス
毛のふさふさした大きな尻尾がチャームポイント。日本にいるニホンリスやシマリス(エゾシマリス)のように、木の上で暮らすものもいますが、プレーリードッグ(オグロプレーリードッグ)のように一生を地面で過ごすのもいて、「ジリス」と呼ばれます。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。尻尾はかぶせ折りから作ります。形を綺麗に整えるのも忘れずに。

「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。比較的簡単なリスです。尻尾は開いて形を整えます。
カメ
大半のカメは、危険を感じると頭や手足を甲羅に引っ込める「防御の達人」。動きはスローに思われがちですが、意外と素早く動けます。両面折り紙を使うか、紙の裏にもう1枚を貼れば、2色のカラフルなカメが出来上がります。難しいかもしれませんが、立体的なカメが出来上がり。「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。

ライオン
「百獣の王」と呼ばれている、勇猛果敢な肉食獣。ネコ科では唯一、群れを作って暮らしています。狩りは主にメスが行い、オスは群れを守ります。オスの特徴は、立派なたてがみ。アフリカだけでなくインドにも生息していますが、はるか昔にはかなり広範囲に分布していたそうです。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。かなり難しいので、初めは大きな紙で折ることをおすすめします。

「あそべる たのしい 男の子のおりがみ」収録作品。同じ大きさの紙を2枚使う複合作品。前のライオンよりは簡単に折れます。
サイ
アフリカやインドなどに生息しています。ゾウの次に大きな陸上哺乳類で、頭に1本か2本、角が生えています。ただし、この角は、骨ではなく、毛が固まって出来ているもの。アフリカにシロサイとクロサイが、アジアにはインドサイ、ジャワサイ、スマトラサイがいます。水辺にいることが多く、泳ぎも得意です。突進力とスタミナにかけては抜群で、車を何キロも追いかけたことがあるそうです。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。かなり難易度が高い作品です。折り図をよく見て、大きめの紙で折った方がいいでしょう。

「あそべる たのしい 男の子のおりがみ」収録作品。胴体は15cm折り紙でも構いませんが、頭は胴体の半分の大きさの紙で折ります。
クマ
基本的には肉食性ですが、植物食の葉や木の実なども食べます。日本にはヒグマ(エゾヒグマ)とツキノワグマが見られます。写真のクマの折り方を収録している、「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」には、サケをくわえているクマの折り方もありますが、ここでは載せていません。「サケをくわえたクマ」を折る時は、35cmくらいの大きな紙で折ることをおすすめします。「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。

ヒョウクロヒョウ
木登りが得意で、獲物を木の上から襲ったり、ライオンやハイエナに奪われないよう獲物を木に登って食べたり、木の上で寝たりします。左写真のヒョウの模様は、ペンで書いています。「折り方は同じで、紙の色を黒にすれば・・・・・・・」ということで、右側の写真のクロヒョウも折りました。「端正な折り紙」収録作品。折り方はヒョウもクロヒョウも同じです。

ヒョウ           クロヒョウ
  牛
ウシの祖先は、絶滅した野生ウシのオーロックスといわれています。ホルスタインやジャージー牛のように、乳を利用する品種や、黒毛和牛、ヘレフォードのような食肉用の品種がいます。「座布団基本形」から「ブタの基本形」を作り、そこから牛を折ります。写真のような色だと、和牛のような感じがします。「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。

パンダ (ジャイアントパンダ)
かわいい姿の人気者。中国の深い山の中で、竹やタケノコを食べて暮らしています。ネズミのような小動物を食べることもありますが、パンダも肉食動物であるクマ科なので、肉を噛み切る鋭い「犬歯(糸切り歯)」があります。前足には骨の突起があり、竹を掴みやすい構造になっています。

「端正な折り紙」収録作品。簡単に出来るパンダですが、自立しにくいので、実景を使って、木に固定して撮影することにしました。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。これは1枚で折ります。
ガチョウ
ガチョウはハイイロガン、シナガチョウはサカツラガンを、それぞれ品種改良して生まれました。フランス料理で珍重され、「世界三大珍味」といわれるフォアグラは、ガチョウやカモの肝臓です。攻撃性が強いので、番犬代わりに飼われたこともあったそうです。ニワトリ、アヒルと共に「世界三大家禽」と呼ばれます。

「あそべる たのしい 男の子のおりがみ」収録作品。前足は中割り折りで作ります。

「切らずに1枚で折るどうぶつおりがみ おりがみペットパーク」収録作品。難しいかなと思いましたが、割合簡単に出来ました。よく紙の裏が出てきます。
ダチョウ
アフリカのサバンナに生息する、世界最大の鳥。翼は小さいため飛ぶのには向きませんが、その代わりに時速70kmという猛スピードで走ることができます。卵も世界最大クラスで、縦の長さ20cm以上、重さは1.6kgになります。卵は人間が乗っても割れませんから、金づちなんかを使って割るんだそうです。同じ大きさの紙を2枚使う複合作品。自立するように足とかを整えてください。「あそべる たのしい 男の子のおりがみ」収録作品。

  蛇
トカゲに近い爬虫類の生き物ですが、体は細長く、見るからに恐ろしげな姿をしています。日本にもアオダイショウやシマヘビ、猛毒のマムシやハブ、ヤマカガシがいます。海外には、ゾウをも倒せる猛毒を持つキングコブラ、キングコブラの仲間で牙にある管から毒液をビームのように噴射するドクハキコブラ(リンカルス)、巻き付いて胴体で締め上げ、獲物の息の根を止めて呑み込むアナコンダやアミメニシキヘビなどがいます。この写真の折り方のヘビは、長さが正方形の対角線より長くなっています。「本格折り紙 入門から上級まで」収録作品。

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