EF66形直流電気機関車35号機

EF66形は、最高時速100kmでの高速貨物列車牽引の為に開発された機関車です。試作機のEF90形が1966(昭和41)年に登場、1968(昭和43)年から量産が開始されました。1975(昭和50)年までに56両(試作機を含む)、JR貨物になった1989(平成元)~1991(平成3)年に100番台が33両製造されました。貨物用に開発された機関車なのですが、国鉄末期にロビーカーを連結し、重たくなった東京~九州の寝台特急にもEF66形が使われる事となりました。この35号機は、新製されてから1986(昭和61)年11月に吹田機関区に転属するまで下関運転所に所属していました。下関運転所のEF66形が寝台特急の牽引を始めたのは1985(昭和60)年からなので、本機も先頭に立っていた可能性はあります。JR貨物時代には、更新を受けて塗装が変わった時期もありましたが、京都鉄道博物館には国鉄時代の装いで保存されています。
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