500系新幹線電車521形普通制御電動車521-1

運転席。撮影された日は車内の特別公開をやっていた為、撮影出来たのです。
500系新幹線の車内。これは運転席と同じ日に撮影したものです。

JR西日本が山陽新幹線の営業最高速度を500km/hに上げる為に開発された車両です。1990年に開発プロジェクトが始まり、1992年に試験車両「WIN350」が登場、営業用の500系がデビューしたのは4年後の1996年です。新大阪~博多間の「のぞみ」で営業運転を開始した500系は、生産が進むと東京~博多間の「のぞみ」を中心に活躍するようになります。しかし、各車の座席配置や定員が300系や700系と異なる為、折り返し列車変更等の柔軟な取り扱いは出来ず、ダイヤ混乱時の収拾の妨げになるとして2010年に東海道新幹線乗り入れが終了し、現在では8両編成で、山陽新幹線の「こだま」として走っています。521形は博多方面の普通制御電動車。521-1は、量産先行試作電車として登場した為、8両編成への短縮は行われず、521形で唯一廃車となり、京都鉄道博物館での保存対象になりました。
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